ホテルを予約するとき、Agodaなどの海外OTAが国内ホテル・海外ホテルを問わず検索結果に表示されることがあります。
料金を比較すると、ホテル公式サイトや国内の予約サイトより安いこともあります。
そのため、価格だけを見ると海外OTAを使いたくなることもあります。
ただ、Travel Compassでは現在、Agodaをホテル予約の導線として使っていません。
理由は単純に「Agodaが悪い」ということではありません。
私自身の経験から、
海外OTAを経由したホテル予約では、OTA側で予約が成立していても、その情報がホテル側でうまく確認できないなどのトラブルが起きる可能性を考えておいた方がいい
と思っているからです。
これは海外ホテルだけの話ではありません。
日本国内のホテルを海外OTAで予約する場合でも、旅行者とホテルの間に海外OTAや別の予約システムが入る以上、同じような注意は必要だと考えています。
約2年前、デンバーのモーテルで宿泊を拒否されそうになった
私が海外OTAの利用に慎重になったきっかけは、約2年前のアメリカ旅行でした。
デンバーにあるチェーン系モーテルをAgodaで予約していました。
予約は完了しており、予約確認も持った状態で、夜遅くモーテルに到着しました。
ところがフロントでは、
「ダブルブッキングになっている」
という、こちらにはよく分からない理由を告げられ、その予約では宿泊できないと言われました。
すでに夜遅い時間です。
別のホテルを探して移動するのも現実的ではなかったため、その場でもう一度予約を取り直し、宿泊料金を支払いました。
結果として、
Agodaで支払った宿泊料金
+
現地で再度支払った宿泊料金
という二重払いになりました。
それでも、その場ではとにかく泊まる場所を確保するしかありませんでした。
Agodaへ返金を申し出ても解決しなかった
その後、Agodaに事情を説明し、最初に支払った宿泊料金の返金を申し出ました。
しかし、私の場合は返金の申し出をしても話が進まず、Agodaとのやり取りだけでは解決できませんでした。
こちらには、
- Agodaで予約・決済した記録
- その予約では宿泊できなかったこと
- 現地でもう一度料金を支払ったこと
という事情がありました。
それでも返金まで進まなかったため、別の方法を使うことにしました。
PayPalの買い手保護制度を使って返金できた

このとき助かったのがPayPalです。
私はAgodaの予約料金をPayPalで決済していました。
そこでPayPalの買い手保護制度を利用して異議申し立てを行ったところ、最終的にPayPalを経由してAgodaから返金を受けることができました。
もしこのときPayPalを使っていなかったら、返金までたどり着けたかは分かりません。
この経験から私は、
海外OTAをどうしても使うのであれば、PayPal決済が利用できる場合はPayPalを選ぶ
ようにしています。
PayPalなら必ず返金されるわけではない
ただし、
PayPalを使えば必ず返金される
という意味ではありません。
PayPalの買い手保護制度には条件があり、すべてのホテル予約トラブルが補償されるわけではありません。
私の場合は、Agodaとの直接のやり取りでは解決できなかった問題について、PayPalを通して異議申し立てを行い、その結果として返金を受けることができました。
そのため私はPayPalを、
「絶対に安全になる仕組み」ではなく、「トラブルが起きたときの解決手段をもう一つ持っておく方法」
と考えています。
国内ホテルでも海外OTAは注意したい
こうした問題は、「海外のホテルだから起きる」とは限りません。
たとえば日本国内のホテルでも、
日本のホテル
← 予約管理システム
← 海外OTA
← 利用者
という形で予約が入ることがあります。
利用者から見れば予約確認画面に「予約確定」と表示されていても、ホテル側でどのように予約が管理されているのかは見えません。
そのため私は、
国内旅行か海外旅行かではなく、「どの予約経路を使っているか」を意識した方がいい
と考えています。
日本国内のホテルでも、海外OTA経由なら海外OTA利用時の注意点は同じです。
Travel Compassではホテル公式サイトを優先
Travel Compassでは、ホテルを探すことと予約することを分けて考えています。
基本的には、
ホテルを探す
↓
ホテル公式サイトを確認する
↓
公式サイトから予約できるなら公式サイトを優先する
という考え方です。
Travel Compassでも、ホテルカードそのものはホテル公式サイトへつなぎ、OTAは別の予約手段として扱う方針にしています。
「カード=ホテルそのもの」
「OTA=予約方法のひとつ」
という考え方です。
国内ホテルでも海外ホテルでも、公式サイトで問題なく予約でき、料金差もそれほど大きくないのであれば、私は公式予約を優先します。
どうしても海外OTAを使う場合
とはいえ、海外OTAを完全に使わないというのも現実的ではありません。
たとえば、
- 公式サイトから予約しにくい
- 公式サイトが外国語のみ
- 希望するプランがOTAにしかない
- 海外の小規模ホテルで公式予約手段がほとんどない
といった場合があります。
そのようなときは、私は次のようにしています。
- ホテル公式サイトの料金も確認する
- 海外OTAとの差額を確認する
- OTAを使う必要があるか考える
- PayPalが使えるならPayPal決済を検討する
- 予約確認メールや予約番号を保存する
- 心配な場合は宿泊前にホテルへ直接予約確認をする
特に海外旅行で夜遅く到着する場合は、事前にホテルへ確認しておくだけでも安心感は大きく違います。
安さだけで予約サイトを選ばない
ホテル予約サイトを比較していると、
「ここが1,000円安い」
「このOTAだけセールになっている」
という価格差がどうしても気になります。
しかし私自身、デンバーで実際に二重払いを経験しました。
数千円安く予約するために使った予約サイトでトラブルになり、現地で再びホテル代を支払うことになれば、本末転倒です。
もちろん、海外OTAを利用したすべての予約でトラブルが起きるわけではありません。
問題なく利用している人の方が圧倒的に多いでしょう。
それでも私は、自分の経験から、
国内ホテル・海外ホテルを問わず、公式予約ができるなら公式を優先する。
そして、
どうしても海外OTAを使うなら、PayPalなど決済方法も含めてトラブル時の備えを考える。
という使い方をしています。
ホテル予約は、
「予約完了」の画面が表示されたところで終わりではありません。
現地へ行って、予約した部屋にちゃんと泊まれて、初めて予約完了です。
