新宿から多治見まで、障がい者割引で2,260円+多治見から名古屋まで、JR 680円
東京から名古屋へ向かう際、なにを使って行くでしょうか?
普通は、新幹線でしょう。あるいは、節約したいならば、夜行バスや、新東名を通るバス、あるいは、JRの鈍行を乗り継ぐ等が考えられると思います。
しかし、新幹線は高い。夜行バス・新東名を通るバスはマンネリ、JRの鈍行は、ちょっときつい…ということで、今回利用したのは、新宿から岐阜県の多治見へ、中央道経由で向かう高速バスでした。
障がい者割引を利用した運賃は、なんと2,260円でした。
東京から岐阜県まで約340kmを移動することを考えると、かなり安いと思いますし、精神障がい者の場合、中央道経由の昼行高速バスは、割引がきかない路線が多い中、今回の「中央ライナー可児号」は、もともとJRバス系統ということもあって、精神障がい者割引が有効でした。
今回乗車した車両はJRバス関東で使われていた車両で、現在は東濃鉄道が運行を受託している便でした。車体にはJR BUS KANTOの表記も残っており、ちょっと面白い車両です。

7時55分、バスタ新宿を出発
8月30日の午前7時55分、バスタ新宿を出発しました。乗客は8人程度。かなり空いていて、車内はガラガラでした。中央道昼行高速バスの中でも、かなり長距離を走るからでしょうか。4列シートでも、全員が2席確保という贅沢なバスとなりました。
新宿を出ると中央自動車道へ向かいますが、八王子ジャンクション付近までは渋滞が続き、しばらくノロノロ運転でした。休日の朝ということもあり、東京近郊を抜けるまでにはそれなりに時間がかかります。
最初の休憩は談合坂サービスエリア
新宿を出発してから1時間半ほど走り、最初の休憩は談合坂サービスエリア。ここでは約20分の休憩がありました。
高速バスというと長時間ずっと座りっぱなしというイメージもありますが、この路線では途中で何度か休憩が入るため、思ったより楽に移動できます。
談合坂を出ると、甲府盆地を通り、八ヶ岳の山麓を眺めながら中央道を西へ進んでいきます。
諏訪湖サービスエリアで2回目の休憩
さらに1時間半ほど走り、今度は諏訪湖サービスエリアへ。ここでも約20分の休憩がありました。
諏訪湖サービスエリアからは諏訪湖を一望でき、この路線のちょっとした楽しみのひとつです。


東京から岐阜へ向かう単なる移動手段ではありますが、甲府盆地、八ヶ岳、諏訪湖と、車窓の景色が次々に変わっていくのは高速バスならではだと思います。
伊那谷を走り、昼神温泉へ
諏訪湖を出発すると、バスは伊那谷を南へ走っていきます。
飯田を過ぎ、最初に乗客が降りたのは昼神温泉でした。
ここまで来ると、新宿から乗っていた高速バスが観光地をひとつずつ結びながら進んでいることが実感できます。
恵那山トンネルを抜けて岐阜県へ
昼神温泉を出発したバスは、長い恵那山トンネルを抜けて岐阜県に入ります。
次に停車したのは、馬籠宿の目の前にある馬籠バス停。
ここでは2人ほど降車しました。
ちょうどバスに乗ろうとしている人もいたのですが、この区間では乗車することができないため、そのまま見送ることに。
目の前にバスが停まっているのに乗れないというのは、知らずに来た人には少し分かりにくいかもしれません。
高速バスとは思えない山道を走って中津川へ
馬籠を出ると、中津川駅へ向かいます。
この区間がなかなか面白く、いわゆる高速道路ではなく、山間部の一般道を走っていきます。

「これ、本当に新宿から来た高速バスだよな」と思うような山道を走り、中津川駅に到着。
ここで乗客のほとんどが降りました。
車内に残ったのは、私と女性の乗客1人だけ。
とうとう乗客は2人になりました。
最後の休憩は恵那峡サービスエリア
中津川を出発したあと、恵那峡サービスエリアで最後の休憩。
ここでは約10分でした。
談合坂と諏訪湖では20分ずつ休憩があったので、最後は少し短め。「もうお客もほとんどいないし、ゴールも近いし、サッと休憩して行きましょう」という感じです。


約6時間かけて多治見駅へ
そして13時55分ごろ、多治見駅に到着しました。
定刻からは数分程度の遅れでした。
ここで私と、最後まで残っていた女性の乗客が降車。
これで車内の乗客はいなくなりました。
バス自体はこの先、可児車庫まで運行する予定ですが、乗客が誰もいなくなったので、その後どう走ったのかは分かりません。
その後、私は、多治見駅からJRで、名古屋の金山駅まで向かいました。
約340km、6時間で2,260円
新宿から多治見までの距離は約340km。
所要時間は約6時間でした。
新幹線と比べれば当然時間はかかります。
それでも、
新宿 → 多治見 2,260円
という運賃を考えれば、かなりお得な移動手段だと思います。
しかも途中には談合坂、甲府盆地、八ヶ岳、諏訪湖、伊那谷、昼神温泉、馬籠、中津川と、景色の変化もあります。
単に「東京から岐阜・名古屋まで安く移動する」というだけでなく、中央道をゆっくり旅するような感覚も楽しめました。
時間に余裕があり、できるだけ交通費を抑えて旅行したい場合には、障がい者割引を利用した高速バスはかなり魅力的な選択肢だと思います。
